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[postfix-jp: 171] Re: Postfix + AMaViSについて
- Subject: [postfix-jp: 171] Re: Postfix + AMaViSについて
- From: Taoka Fumiyoshi <fmysh@xxxxxxxxxxxxxx>
- Date: Tue, 6 Apr 2004 18:11:28 +0900
amavis-0.3.13preのREADME.postfixを訳してみました。
この訳に従った結果については無保証です :)
How To Use AMaViS with postfix
******************************
Lars Hecking <lhecking@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx> 著
Taoka Fumiyoshi <fmysh@xxxxxxxxxxxxxx> 訳
Amavis/amavisdはpostfix snapshot 20000529で導入された
コンテント フィルタリング インターフェイスのみを通して
postfixをサポートします。
詳細は、postfixソース配布物のFILTER_READMEを参照してください。
メールメッセージはpipeトランスポートを通してamavisへ渡され、
amavisはメールをlocalhost SMTP (postfixの優先順位の高いメッセージ投函法)
を通してpostfixへ返します。
他のperlモジュールに加えて、CPANのlibnetモジュールがインストールされて
いなければなりません。 configureはlibnetを別に調べて、見つからなければ
smtpを*無効*にします!
ここの設定では、amavisは非特権ユーザid (既定値: amavis)の下で実行します。
先に進む前に、そのユーザーidが存在することを確認してください。
別のユーザidを選ぶならば、amavis設定時に"--with-amavis-user=USER"オプション
を使用してください。
既定値では、postfixへの出力はSMTPポート10025へ向かいます。
これは、"--with-smtp-port=PORT"を設定することで変更できます。
ですから、既定値を用いるならば
./configure --enable-postfix
これでよいはずです。
Postfix自体の設定はとても単純です:
* /etc/postfix/main.cfへ追加:
content_filter = vscan:
soft_bounce = yes
# テスト用にこれを用いるのは意味があるかもしれません
* /etc/postfix/master.cfへ追加:
vscan unix - n n - 10 pipe user=amavis argv=/usr/sbin/amavis ${sender} ${recipient}
localhost:10025 inet n - n - - smtpd
-o content_filter=
-o local_recipient_maps=
-o smtpd_helo_restrictions=
-o smtpd_client_restrictions=
-o smtpd_sender_restrictions=
-o smtpd_recipient_restrictions=permit_mynetworks,reject
-o mynetworks=127.0.0.0/8
やりたければ、chroot環境でlocalhost smtpdを実行することもできます。
chroot jailが構成済であることを確認してください。
vscanエントリへの注:
* vscanへの明示的なプロセスリミットがありますが、localhost:10025へはありません
(-> default_process_limitが用いられる)。これは、vscanへのプロセスリミットは
マシンのリソースへ適合するように選ばれるべきである一方、 postfixへのメール
メッセージ返却はできるだけ早く行われるべきであるとの考えです。vscanへの
プロセスリミットはamavisdのSOMAXCONN以下でもあるべきべす。このことに私の
注意を向けてくれたGeoff Gibbsに感謝します。
* vscanトランスポート中の"user="引数は、amavis(既定値)か、
あるいは"--with-amavis-user"で指定したユーザーidです。
localhost:10225エントリへの注:
* ポート番号は10025(既定値)か、"--with-smtp-port"で設定した番号か、
/etc/amavisd.conf:$smtp_portで指定した値です。
* main.cfでalways_bccを使用しているならば、それをコメントアウトし、
-o awlays_bcc=user@xxxxxxx
オプションをmaster.cfのエントリに追加します。
ここで、user@xxxxxxxは元のmain.cf中のalways_bccアドレスです。
このようにしなければ、always_bccアドレスがsender notificationに
現れてしまうでしょう。
* local_recipient_mapsを使用しているならば、
(例えばsendmailから)ローカルから投入された
存在しないローカルユーザー名へのメールは、
localhost:10025 smtpインスタンスによってリジェクトされるかもしれません。
local_recipient_mapsはsendmailには用いられないからです。
これを修正し、メールシステムに正しいバウンスメッセージを生成させるには
-o local_recipiont_maps=
オプションをmaster.cfエントリに、このまま追加します。
* amavis/amavisdはpostfixがローカルホストIPインターフェイス(127.0.0.1)を
listenしていると仮定しています。これによって、複数のpostfixインスタンスが
実行されることは禁止されます。postconf [-c config_dir] inet_interfacesで
このインターフェイスでメールを受信するかどうか確認してください。
postfixがローカルホストIPインターフェイスをlistenしていなければ、
生成されたamavisスクリプト(あるいはamavisd.conf)を編集して、
$localhost_nameと$localhost_ipを、それぞれ、$inet_interfaceによって
カバーされるホスト名/IPの組に置き換えなければなりません。
この
-o mynetworks=127.0.0.0/8
オプションは、メールが"relaying denied"エラーによってリジェクト
されないために、指定する必要があります。127.0.0.0/8が既にmynetworks中に
あれば、この必要はありません。postconf mynetworksで確認してください。
Credits
-------
Geoff Gibbs
Ralf Hildebrandt
Carsten Hoeger
Stephan Mueller
_______________________________________________
Postfix-jp-list mailing list
Postfix-jp-list@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
http://lists.sourceforge.jp/mailman/listinfo/postfix-jp-list
- References
-
- [postfix-jp: 168] Re: Postfix + AMaViSについて, TO MO
- [postfix-jp: 170] Re: Postfix + AMaViSについて, Taoka Fumiyoshi
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