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[postfix-jp: 239] Re: 送信元ドメインの判断



 こんにちは。

Akihiro KAYAMA <kayama@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>さんの
<20040426.143625.92584482.kayama@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
"[postfix-jp: 237] Re: 送信元ドメインの判断"


> ml>  解決策としては、送信MTA(or 送信MUA)の設定ミスを解消してもらうのが一番
> ml> 宜しいかと。
> 
> 私のところでは自社のメールサーバを管理しているのですが、メールの相手は
> お客様、ということを考えると、「ネームサーバ/MTAの設定が間違っているの
> であなたのメールは受け取れません」とは(営業的に)言いづらく、送信元の設
> 定が正しいことに依存する制約はかけられないでいます。

 言いづらいと言うのは分からないでもないのですが、これほどspamが横行して
何らかの対策を施すのが当たり前になったorなりつつある昨今、MTA/DNSの設定
ミスを放置するのはそのお客さん的にも何らかの不利益があるはずです。ここは
事態の正常化、つまりMTA/DNSの設定ミスの修正を敢えて申し入れてみるのが宜
しいかと。物は言い様、どの様に申し入れを行うのかに営業的なセンスが求めら
れるのかもしれません。

 その申し入れを受け止める、無視するはお客さんの選択です。無視した場合に
はそれが技術系の会社(例えばSIerやISP)であるならば「 MTA/DNSの設定も満足
に出来ない技術系の会社?」の印象を代わりに受け入れる事になるのでしょうね。
その様な所の名前を耳にする事はあります。

 まあ、大手のSIerやISPにしてもメールシステムの設定が変な所はそこそこ存
在する訳です。ましてや専任の技術者が居ないとか、居ても単に居るだけとかの
一般の会社が問題の取引先であるとすれば、そこからのメール送信を救済する設
定を受信側 MTAに施すのは妥当な判断でしょう。とは言ってもそれは姑息的です
し、盛大にやると色々不都合が出て来るでしょうけど。

 PostfixのUCE制御はシンプルなもので、相手がMTA/DNSの設定をミスっている
場合に使えないと言うのもそのシンプルさ故でしょうね。


# reject_unknown_sender_domainで拒絶した場合のメッセージも "domain not
# found"程度の端麗なものではなくて、「local.example.comの MX-RRが引けな
# い。 MTAまたはDNSの設定を見直せ」等のもう少しコッテリとしたものの方が
# 良いかもしれませんね。



    松枝知直    <tomom@xxxxxxxxxxx>
            http://www.argus.ne.jp/~tomom/


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References
[postfix-jp: 234] Re: 送信元ドメインの判断, ML account
[postfix-jp: 237] Re: 送信元ドメインの判断, Akihiro KAYAMA

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