[postfix-jp:403] Re: 複数のドメインの設定

["Toshikazu Yoshikawa" <toshi@xxxxxxxxxxx>]

ものすごい遅レスですが、いろいろ実験をしてたものでご勘弁ください。
以前、"[postfix-jp:86] メールボックスのみを持つユーザーの作成 "で
お世話になった吉川です。

あれ以来、いろいろな方からご意見を頂いたのですが、
他の業務に追われ、ろくに手を付けられませんでした。

> snapshot 20010128 以降では virtual transport がサポートされ、
> これによりメールアカウントと UNIX アカウントを別に取り扱うことが
> 容易になっているようです。バーチャルドメインを利用されるのであれば、
> こちらもチェックしてみると良いかも。

しかし、池田さんのこのポストに反応し、すぐにsnapshotを試してみました。
お蔭様で、めでたくメールボックスのみを持つユーザを作ることができました。
VIRTUAL_READMEの中に詳しく設定例が載っており、
ほんとに簡単に設定することができます。

> ＃でもこの機能生かせる POP/IMAP サーバって何があるんでしょうか？

IMAPに関しては試していませんが、POPサーバに関しては、
GNU pop3d (http://www.nodomainname.net/software/mailutils/) と
PAM (http://www.kernel.org/pub/linux/libs/pam/) の組み合わせで
実現できました。

POPサーバは/etc/passwdもしくは/etc/shadowを用いて認証するのが
デフォルトの動作だと思いますが、PAMを利用すると自由に認証法を
選択することができます。（DBサーバやRADIUSサーバに問い合わせるなど）
ただし、サーバソフトがPAMに対応していなければならないのですが。

qpopperもPAM対応なのですが、（configure時に--with-pamを指定する）
別の認証法を指定しても、uidとgidを取得するために
必ず/etc/passwdを見に行ってしまいます。
認証するユーザのエントリがないと、接続することができません。

そこで、別のPOPサーバを模索していたらGNU pop3dにあたりました。
このサーバもPAMに対応しており、独自の認証法が使えます。
こちらは、/etc/passwd中に認証するユーザの
エントリがなくても問題ありません。

---
unCut Toshikazu Yoshikawa
mailto:toshi@xxxxxxxxxxx