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[postfix-jp:01933] Re: postfix + MySQL のバーチャルな環境でMLを作成したい。



池田です。

とみたまさひろ さんは書きました:
>>  virtual_mailbox_maps にこれを書いても意味ないと思います。
>> このマップは user@example.com の検索に失敗した場合に
>> @example.com の検索を行わないので、Postfix 形式のバーチャルドメインと
>> 同じ動作に見えているだけではないでしょうか。
>
>ん〜、すいません、良くわかりません (^^; 「同じ動作」をしているのであれ
>ば、有効になっていると考えてもいいんじゃないでしょうか。
>
>それとも「同じ動作に見えている」だけで実は同じ動作ではない…ということ
>でしょうか。
 「同じ動作」というのは、存在するユーザ宛のメールが配送されて、
存在しないユーザ宛のメールが reject されるという点です。

>smtpd が自分が受信すべきドメインだと認識して、かつ、ローカルパート(@の
>左側)をドメイン毎に独立して扱ってくれるのが「Postfix 形式のバーチャル
>ドメイン」だと私は思っているのですが、他に何か条件があるんでしょうか。
 例外はありますが、最終的な配送先はバーチャルドメインの
アカウントではなく、実在するローカルドメインのアカウント
(user, alias 等) である必要があります。

・RCPT TO を別アドレスに書き換え
・virtual マップでアカウントがマッチせずにドメイン名がマッチした場合は
 そのメールを reject

の2点と考えるのが一番わかりやすいと思うのですが。
ちなみに私が「Postfix 形式のバーチャルドメイン」という場合には、
この virtual(5) に virtual.domain anything 行を記述する場合のこと
だけを指しています。

 これに対し、virtual(8) は

・マッチしたアドレス宛のメールをメールボックスに配送する
・マッチしなければ reject

です。言葉を使い分けるために、こちらは敢えて Postfix 形式のバーチャル
ドメインとは呼んでいません。

>内部的な動きはその通りです。だから、virtual_maps には書かずに、
>virtual_mailbox_maps に書けば良いと思っているのですが…。
 いえ、virtual_mailbox_maps は user@domain を検索しますが、
domain だけでは検索しないはずです。なので
  virtual.domain   anything
を記述しても検索の対象にはなりません。上の行が virtual_mailbox_maps に
あるのとないのでは、動作が全く変わらないと思います。
 要は、ISP 等でメールをユーザではなく全てメールボックスに配送する
場合には virtual(8)、ローカルユーザに配送する場合には virtual(5) と
用途によって使い分ける必要があるというだけの話ではないでしょうか。

---
池田 望 (IKEDA Nozomu)   ike@xxxxxxxxxxxxx
http://www.kobitosan.net/ike/

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