大きな魅力はありませんが、インターネットに常時接続していないサイトや 固定 IP アドレスのないサイトでは、UUCP over TCP を使ったEメールは実用的な 選択肢です:
Local network <---> LAN to
UUCP
Gateway<--- UUCP ---> Internet
to UUCP
Gateway<---> Internet
そしてこのドキュメントの目次です:
インターネット上のサイトで UUCP で接続された LAN にメールを転送するマシンの 設定方法を示します。話の他の側面を知るには、 LAN から UUCP ゲートウェイへ のセクションを 参照してください。
UUCP を通って届いたメールから送信者アドレスを抜き出して、 Postfix sendmail コマンドに送り込む rmail プログラムが 必要です。ほとんどの UNIX システムには rmail ユーティリティが 付いてきます。困ったときには、Postfix ソースコードの auxiliary/rmail ディレクトリにバンドルされたものを試してください。
UUCP での配送用に、pipe(8) ベースの メール配送 transport を定義します:
/etc/postfix/master.cf: uucp unix - n n - - pipe flags=F user=uucp argv=uux -r -n -z -a$sender - $nexthop!rmail ($recipient)
これは外行きのメールの $nexthop を next-hop ホスト名 (UUCP 受信ホスト) で、$recipient を受信者で置き換えてから、UUCP キューに入れるために uux コマンドを走らせます。pipe(8) 配送 エージェントはシェルからの助けを借りずに uux コマンドを実行する ため、コマンドラインパラメータでのシェルのメタ文字の問題はありません。
example.com 宛のメールが、UUCP を使って、uucp-host という名前のホストに配送されるよう指定します:
/etc/postfix/transport: example.com uucp:uucp-host .example.com uucp:uucp-host
詳細は transport(5) マニュアルページを 参照してください。
transport ファイルを変更したら必ず、 "postmap /etc/postfix/transport" を実行してください。
transport テーブル検索を有効にします:
/etc/postfix/main.cf: transport_maps = hash:/etc/postfix/transport
システムが db ファイルの代わりに dbm を使っているので あれば、hash の代わりに dbm を指定してください。Postfix が サポートしているマップ形式を知るには、"postconf -m" コマンドを 使ってください。
このサイトがメールを中継しようとするドメインのリストに example.com を加えます。
/etc/postfix/main.cf: relay_domains = example.com ...other relay domains...
詳細は relay_domains 設定 パラメータの記述を参照してください。
変更を有効にするには、"postfix reload" コマンドを実行して ください。
UUCP を使った LAN からインターネットへのメールの中継方法を示します。 話の他の側面を知るには、インターネットから UUCP ゲートウェイへ のセクションを参照してください。
UUCP を通して届いたメールから送信者アドレスを抜き出して Postfix sendmail コマンドに送り込む rmail プログラムが必要です。 ほとんどの UNIX システムには rmail ユーティリティが付いてきます。 困ったときには、Postfix ソースコードの auxiliary/rmail ディレクトリに バンドルされたものを試してください。
リモートメールをすべて uucp メール transport を通して UUCP ゲートウェイホスト、例えば uucp-gateway に送るように指定します:
/etc/postfix/main.cf: relayhost = uucp-gateway default_transport = uucp
Postfix 2.0 以降では次のような、より簡単な形も使えます:
/etc/postfix/main.cf: default_transport = uucp:uucp-gateway
UUCP を使ってメールを配送するために pipe(8) ベースのメッセージ配送 transport を定義します:
/etc/postfix/master.cf: uucp unix - n n - - pipe flags=F user=uucp argv=uux -r -n -z -a$sender - $nexthop!rmail ($recipient)
これは外行きのメールを UUCP キューに入れるために uux コマンドを 走らせます。コマンドを実行する前に、next-hop ホスト名(uucp-gateway、 または指定したもの) と受信者を置き換えます。uux コマンドはシェル からの助けを借りずに実行されるため、コマンドラインパラメータでのシェルの メタ文字の問題はありません。
変更を有効にするには、"postfix reload" コマンドを実行して ください。