[postfix-jp:01150] Re: 配信性能に対する環境の影響具合

[HAYAKAWA Hiroshi <xg6h-hykw@xxxxxxxxxxxxxxx>]

早川です。

荒木さん、ありがとうございます。

on 01.10.12 10:13 PM, ARAKI Yasuhiro at yasu@xxxxxxxxxxxx wrote:

> 荒木です。
> 
>> 早川と申します。
>> Postfixに限った話題ではないのですが、
>> メールの配信性能に対して
>> マシンスペックや回線の太さなどがどの程度影響するのか、
>> 言い替えれば、
>> どういう環境ならば純粋にMTAの性能限界が発揮されるのか、
>> ということについての情報を探しています。
> 
> 「一般的の」純粋な性能限界なんて追う意味も必要もないかと思います。

いえ、現実的な見積りをしたいんですよ。

それなりの数のメール配信を行なうシステムを
ホスティングサービスを使って運営する場合に、
どういう環境でどの程度の規模まで運用可能か、
またシステムがスケールアップしていった場合に、
どの規模でどこが足かせになってどういう対応をとるべきか、
いろいろな可変要素はありますがざっと見積りをしたいのです。

CPUやメモリ・HDDなどのハードウェア的なものを強化するだけ？で
そこそこいけるのか、ネットワークが一番ネックになるのか、
（DNS引き作業も含めて）MTAがネックなら配信サーバーを複数に分けるとか、
システムの規模に合わせて対応が必要になってきますし。

> postfixの自主的な制限を外すならば、*_limitをあらゆる0にするとかで
> とりあえずやってみたらどうでしょうか。

とりあえず試せないんですよ。残念ながら。

> 簡単にハードウェア、ファイルシステム、ネットワークなどの限界に届きますよ。
> 潤沢なネットワークがあれば、あとはlocalのほうが辛いです。
> 例えば10kbyteのメールを100通/secなら8Mの線があっても埋まります。
> localならばそれを書くだけのstorageが必要ですね。
> 
> どうしてもというなら、filesystemをNVRAMを使うなどして安全な状態にして、
> write cacheしてやるのが一番効くとは思います。
> 
>> ちなみに上記のページのテストでは
>> ネームサーバーのキャッシュの具合などによって
>> Postfixは15〜26通／秒という結果が出ていました。
>> （グラフの読み方が正しければ...）
> 
> 並列度とかもデフォルトの50のままですし、ユニークドメインでの結果なので、
> 実際にはもっと速くなるはず。

メールのサイズを1KB・帯域保証された1Mbpsの回線があるとすると
単純な計算による限界値は125通／秒になるわけですよね。
想定するマシンは、
・1GHzクラスのCPU
・256-512MB程度のメモリ
・20-80GBのHDD（数十MB/sの書込み速度）
・100Mbpsのネットワークカード
を装備しているとして、ここまでいけるでしょうか。
足かせになるとしたら何でしょうか。

直観的にはMTAのDNS引き作業がネックかなぁと思うのですが、
並列度を上げていくとするとメモリにくるんでしょうか、それとも回線でしょうか。
ある程度までメモリを増やすのはたやすいですが、
回線環境をよくするとなると明確にコストにはね返ってきますよね。
回線環境は現実的に一番制約されやすいとこかなと思いますし、
相手のサーバーからの反応具合については改善しにくいでしょうから
その辺から限界がきそうな気がしますが、どんなもんでしょうか。

> 中村もとのりさんにうかがったら、もうあれはやらないみたいです。
> 協力メールアドレスも時効だそうです。

そのようですね。メールを出してみたんですが、
そういう風に読み取れるお返事をいただきました。
いろいろなところで引用されているので、
テスト方法がまとめてあったりすれば
スキル＆環境的にできる方も多いんじゃないかなと思うんですが。
それなりにサンプルデータがとれれば
必ずしも条件を統一したMTA比較にしなくてもいいと思いますし。


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