Postfix
の構造 - コマンドラインユーティリティ
上のレベルへ | メールの受信 | メールの配送 | 舞台裏 | コマンドラインユーティリティ
デーモンの話は十分でしょう。構造の講義は Postfix メールシステムの
日々の使用のためのコマンドラインユーティリティを紹介して終わります。
既に紹介した sendmail や mailq, newaliases コマンドの他に、Postfix
システムには独自のユーティリティ集が付いてきます。
一貫性を保つため、これらはみな postsomething という
名前が付いています。
- postfix コマンドはメールシステムの
活動を制御します。メールシステムの起動や停止、その他いくつかの
管理操作のためのインターフェースです。このコマンドはスーパーユーザ
専用です。
- postalias コマンドは
Postfix alias データベースを保守します。
これは newaliases コマンドの裏で
動くプログラムです。
- postcat コマンドは Postfix
キューファイルの中身を表示します。これは制限された、予備的な
ユーティリティです。このプログラムは Postfix キューファイルの
編集もできるような、よりパワフルな何かと置き換えられることに
なるでしょう。
- postconf コマンドは Postfix
main.cf パラメータを表示します: 実際の値やデフォルト値、
デフォルトでない設定のパラメータなど。これは制限された、予備的な
ユーティリティです。このプログラムはリストするだけでなくmain.cf
ファイルの編集も可能な、よりパワフルな何かと置き換えられることに
なるでしょう。
- postdrop コマンドはメールを
maildrop ディレクトリに置くために、
sendmail コマンドによって起動される
メール投函ユーティリティです。
- postkick コマンドは、例えば
シェルスクリプトなどの中で使うことができる内部通信チャネルを作ります。
- postlock コマンドは、例えば
シェルスクリプトなどの中で使われる Postfix 互換のメールボックスの
ロックを提供します。
- postlog コマンドは Postfix
互換のログ出力をシェルスクリプトに提供します。
- postmap コマンドは canonical や virtual 他のような Postfix 検索テーブルを
保守します。UNIX makemap コマンドの従兄弟です。
- The postqueue コマンドは
メールキューをフラッシュしたりリストしたりするために、
sendmail コマンドから起動される
ユーティリティです。
- postsuper コマンドは Postfix
キューを保守します。古いテンポラリファイルを削除し、
キューディレクトリのハッシュ深度の変更後に、キューファイルを
正しいディレクトリに移動します。このコマンドはメールシステムの
起動時に実行されます。
上のレベルへ | メールの受信 | メールの配送 | 舞台裏 | コマンドラインユーティリティ