SMTP-SINK(1) SMTP-SINK(1) 名前 smtp-sink - マルチスレッド化された SMTP/LMTP テストサーバ 書式 smtp-sink [options] [inet:][host]:port backlog smtp-sink [options] unix:pathname backlog 解説 smtp-sink は指定されたホスト (またはアドレス) とポートで待ちます。ネッ トワークから SMTP メッセージを受け取り、それを捨てます。クライアント の パ フォーマンスを測定するためのものであり、プロトコルには準拠していませ ん。 接続はIPv4またはIPv6の端点もしくはUNIXドメインソケットで受けます。 IPv4 お よびIPv6がデフォルトです。このプログラムは smtp-source(1) プログラム を補うものです。 引数: -4 IPv4のみをサポートします。このオプションはPostfixがIPv6サポー ト なしでビルドされた場合には効果がありません。 -6 IPv6 のみをサポートします。このオプションはPostfixがIPv6サポート なしでビルドされた場合には使えません。 -a SASL 認証サポートの案内をしません。 -c SMTP QUIT コマンドが実行されたときに更新される、動作中のカウンタ を表示します。 -C XCLIENT サポートを無効にします。 -e ESMTP サポートの案内をしません。 -f command,command,... 指定されたコマンドをハード (5xx) エラーコードで拒否します。 -F XFORWARD サポートを無効にします。 -h hostname SMTP グリーティングの HELO 応答や EHLO 応答で hostname を使いま す。デフォルトのホスト名は "smtp-sink" です。 -L SMTP の代わりに LMTP を有効にします。 -n count count セッション後に終了します。これはテスト目的です。 -p ESMTP コマンドパイプライニングサポートの案内をしません。 -P CISCO PIX システムを通って来るように見せるためにサーバグリーティ ングを変更します。-e の意味も含みます。 -q command,command,... 指定されたコマンドのどれかを受け取ると応答を返さずに接続を切りま す。 -r command,command,... 指定されたコマンドをソフト (4xx) エラーコードで拒否します。 -s command,command,... 指定されたコマンドのログを syslogd に書きます。ログに書かれる コ マンドの例は、HELO、EHLO、LHLO、MAIL、RCPT、VRFY、 RSET、NOOP お よび QUIT です。コマンド名は空白またはカンマで区切り、シェルから 空白文字を保護するには引用符を使ってください。コマンド名は大文字 小文字どちらでも構いません。 -v SMTP 会話を示します。 -w delay DATA コマンドを送る前に delay 秒待ちます。 -8 8BITMIME サポートの案内をしません。 [inet:][host]:port ネットワークインターフェース host (デフォルト: 全てのインター フ ェ ース) の TCP ポート port で待ちます。 host および port は数字 またはシンボル形式で指定することが可能です。 unix:pathname UNIX ドメインソケット pathname で受けます。 backlog listen(2) コールで定義された、保留中の接続のキューの最大長。 関連項目 smtp-source(1), SMTP/LMTP テストメッセージ生成プログラム ライセンス The Secure Mailer license はこのソフトウェアと一緒に配布されなければ い けません。 作者 Wietse Venema IBM T.J. Watson Research P.O. Box 704 Yorktown Heights, NY 10598, USA SMTP-SINK(1)