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[postfix-jp:01365] Re: エラーメールの返信先の設定



池田です。

>ちなみに池田さんの公開されている下記のページに
>http://www.kobitosan.net/postfix/cf-compat.html
>
>Postfix は Errors-To: ヘッダがあれば、
>そのアドレスにエラーメッセージを返します。
>
>とあるのですが、これは外部からのメールについてのようで...
>と書こうとして気がついたら
>別々のドメインを設定した2台のメールサーバー間(どちらもPostfix)で
>テストしたものの、
>エラーメールは「エンベロープ送信者」に返ってしまうようです。

 まずはじめに、cf-compat.html はほとんど検証できていない文章で
あることをお断りしておきますね。そして、私自身がこれを書いたときに
何を根拠に Errors-To: に返すと書いたのかも覚えていないのですが、
src/qmgr/qmgr_active.c に

  /*  qmgr_active_done() deals with a message after delivery
  /*  has been tried for all in-core recipients. If the message
  /*  was bounced, a bounce message is sent to the sender, or
  /*  to the Errors-To: address if one was specified.

という記述があるので、これを元にしたのだと思います。
ただ、Errors-To: ヘッダ宛にエラーメールが返らないことと、
Postfix sendmail(1) の -f or -r オプションの記述から想像するに、
SMTP を使わずにローカルで投函されたメールなど、エンベロープ
送信者を持たないようなメールの場合は、Errors-To: ヘッダから
情報を引くということのような気がします。
 ソースを追う時間がちょっと取れないので、憶測が入ってますが...

それと、Errors-To: ヘッダは RFC2076 で Non-standard, discouraged.
となっているようですね。

 元の質問の答としては、存在しないユーザを送信者に通知しないという
ことだけであれば $luser_relay で不明なユーザ宛のメールをどこかの
メールボックスに送るという設定にするのはいかがでしょうか?
これでは他のエラーへの対処はできませんが。

---
池田 望 (IKEDA Nozomu)   ike@xxxxxxxxxxxxx
http://www.kobitosan.net/ike/

Follow-Ups
[postfix-jp:01367] Re: エラーメールの返信先の設定, HAYAKAWA Hiroshi
References
[postfix-jp:01359] エラーメールの返信先の設定, HAYAKAWA Hiroshi

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